CoreBlendexは2017年、橘 誠一郎東京・渋谷区で立ち上げたコンサルティングファームです。橘 誠一郎大手総合コンサルティングファームで10年間、製造業クライアントの構造改革プロジェクトを担当していました。そこで感じた違和感がひとつありました。提言書を納品した後、クライアントの現場が実際にどう変わったかを追う仕組みが、ほとんどのプロジェクトに存在しなかったことです。戦略は正しくても、実行の段階で形骸化してしまう。その繰り返しを見てきたことが、CoreBlendexを始めた直接のきっかけです。
創業当初は橘 誠一郎、知人の中小製造業2社の業務改善を手がけるところからスタートしました。2019年に現在のコアメンバー3名が加わり、IT業界と流通業への支援領域を広げました。転機になったのは2020年の春です。コロナ禍で多くの企業がリモートワークへの移行と業務の見直しを迫られた時期に、「現場を知っているコンサルタントに頼みたい」という声が増え、問い合わせが急増しました。その時期に対応したプロジェクトの多くが、今も継続的な関係につながっています。
現在は東京・渋谷区の事務所を拠点に、常時5〜8社のクライアントと並行してプロジェクトを進めています。意図的に受け入れ社数を絞っているのは、担当者が変わらず深く関与できる体制を守るためです。大きくなることより、関わった企業の現場が実際に変わることを優先しています。毎年秋に開催している「CoreBlendex Forum」では、クライアント企業の担当者同士が事例を持ち寄って議論する場を設けており、2025年の回には32名が参加しました。
橘 誠一郎1979年、愛知県名古屋市生まれ。一橋大学商学部を卒業後、大手総合コンサルティングファームに入社し、主に製造業クライアントの構造改革・生産性向上プロジェクトを10年間担当した。2017年に独立し、CoreBlendexを設立。「戦略と実行を切り離さない」という一点にこだわり続けている。週末は自転車で多摩川沿いを走るのが習慣で、「現場を自分の足で見ることと、自転車で知らない道を走ることは、本質的に同じだと思っている」と話す。